当局では西洋薬を一切取り扱っておりません。
何故ならば一般用医薬品(西洋薬)は効き方といい、速効性といい、漢方薬の足元にも及ばないと思うからです。
当社代表取締役の木室ミヱコが、その素晴らしい漢方薬と出会ったきっかけなどを、こちらでご紹介させていただいております。
薬種商として西洋薬に8年間従事いたしました。
しかし、対症療法でしかない行き詰りを感じていた頃の昭和58年(1983年)、台湾の漢方の先生に出会ったのです。
漢方の先生から「お宅は、なぜ漢方薬を扱わないのですか?」と聞かれ、私は「漢方薬は効きませんから」とお答えしました。すると先生は、「いいえ、漢方薬は効きますよ。西洋薬より早いですよ。」とおっしゃるのです。
そしてその先生が私の症状に合わせて漢方薬を処方してくださいました。
翌朝びっくりです。3包目で効いたのです。
1,500円の栄養ドリンクの飲み過ぎで体を冷やしすぎていた為、朝もなかなか起きられず、すぐに疲れる状態。
おまけに、 便秘もひどくなり便秘薬を服用し、同時に浣腸も使用するのですが出ません。さらに暗記力も落ちていくなど、当時のわたしはひどい状態だったのです。漢方を学んで苦味剤が原因だと分かりました。
漢方薬の即効性と、その効果に驚いた私は先生に次々に質問しました。
「口内炎はなぜおきるのですか?」、「膀胱炎はなぜおきるのですか?」。
先生は全ての質問に答えて下さいます。 「口内炎はね、横膈膜の熱性ですよ。熱性をとればすぐに治ります。膀胱炎はね、腎臓・膀胱の熱性です。それをとればすぐに急性ですから治ります。」
曇った空が晴れていく感じです。西洋薬はすべて捨て、弟子入り致しました。
北京語の古文体で書かれた本(醫方集解)で勉強です。
日本語の本が理解できなかった意味がわかりました。訳し違いと解釈の取り違いをしている為に、一つの処方をある時は肯定し、ある時は否定し、頭にとどまらない為にどう受け止めていいのかわからないのです。
ところが北京語の古文体で書かれているこの本は、面白い程ハッキリと理解できる様に書かれていたのでした。
“医食同源”古代、商王朝より三千年間、薬膳料理と供に発展した漢方。
食品には、薬効の顕著な性格の現れるものがあり、それを応用しているのが漢方なのです。
人間は五臓六腑関連しあって生命があるのです。漢方薬は全ての症状をとらえて処方いたします。
体全体をとらえなければ病は完治しません。一時的に治ってもすぐにまた再発します。
当局において、症状をあらゆる方面から深くお伺いするのはその為です。
当局には何々科という境界線はございません。不調のある部分は全部お話し下さい。
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