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運動をせずとも代謝を上げ、膝の痛みや睡魔も改善できる漢方薬はないのでしょうか?

質問

167cm、体重71kg。57歳女性です。中性脂肪要観察となりました。怪我のため運動ができません。両膝も正座できません。近所の薬局で「ヘンセキ」 という漢方薬の肥満に効くというものを紹介され半年服用していますが、浮腫みや体の倦怠感が改善されません。睡眠障害もあり、昼間はふと気がつくと居眠り をしてしまうほどの睡魔で苦しんでいます。特にPCを使用していると睡魔が襲ってきます。仕事にも支障がではじめています。元気でさわやかにすごしたいの ですが、一歩歩くたびに膝が痛く階段の上り下りも苦痛です。 50歳までは体重は58kg~60kgでしたが、ここ数年で一気に増えました。運動をせずとも代謝を上げ、膝の痛みや睡魔も改善できる漢方薬はないので しょうか?

 

回答

「ヘンセキ」の服用はただちに中止して下さい。
睡眠障害が有る時はヘンセキの中の桂皮が肝臓を余計に興奮させ不眠を助長させます。

PC中に睡魔が襲ってきますというのも、眠りが浅く、睡眠が充分でない為 昼間が眠いのです。

ヘンセキの成分※をみますと、これは長期に服用すべき漢方薬ではありません。
※九味半夏湯加減方(クミハンゲトウカゲンポウ)(商品名:ヘンセキ)に含まれる成分。
 【タクシャ・チョレイ・ボタンビ・シャクヤク・ケイヒ・ダイオウ・カンゾウ・ハンゲ・ショウキョウ・ショウマ・サイコ】

身体の熱や火を取り除きながら湿を体外に排出する処方です。
長期連用しますと体が冷えて水分代謝や脂質代謝が低下します。
脂質代謝が機能低下しますと太り易く、LDL悪玉コレステロールが増加しやすくなりますし、中性脂肪は肝臓が機能低下する事でも上昇します。

胃弱体質の方は特に大変です。
食欲不振、下痢、腹痛、食べ物の味が分からない等の症状が早期に発生するでしょう。

大黄(ダイオウ)、牡丹皮(ボタンピ)が胃腸を弱体化させるのです。
勿論、胃によい成分である生薑(ショウキョウ)、桂皮(ケイヒ)半夏(ハンゲ)も含まれておりますが、大黄(ダイオウ)、牡丹皮(ボタンピ)の胃腸を弱体化させる力を阻(はばむ)む力は有りません。

体重が一気に増えたというのは水分代謝機能の低下でむくんでいるのではないでしょうか?
むくみぶとりの場合はいくら食事制限のダイエットしても体重に減少や変動はなかなか期待できません。
澤瀉(タクシャ)や猪苓(チョレイ)は利尿薬です。
この二つの製剤は、二重の目が一重になる程のむくみの酷い時にのみ使用します。
長期利尿薬の服用は腎臓の水をとり、骨を弱体化させます。
腎臓は骨が司る臓器だからです。
むくみは腎臓、肝臓、心臓、肺臓、胃腸、脾臓どの臓器の原因からきているのかを掴み、それぞれの臓器を強化する事で臓器自身が体の余分な水分を排出し、引き締まる、身体の冷えが取れる、身体が軽くなるというように改善されていくのです。

1.膝の痛みは筋が萎縮し、筋肉が硬くなって起きているのか。
2.筋肉が張って、筋肉の伸縮度が落ちているために起きているのか。
3.骨からおきているのか。
原因が色々考えられます。
1からの原因でしたら 肺臓、脾臓を強化
2からの原因でしたら 肝臓を強化
3からの原因でしたら 腎臓を強化する事で改善できます。

57才は、まだまだ人生を活き活き楽しく楽しめる年齢です。
貴方の体に合った漢方薬を服用する事です。
漢方薬でしたら元氣な身体を取り戻せますよ。

 

 


 

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