伝説の王妃石鹸のカンゾウ根エキスについて、原材料の一つであるカンゾウ根エキス=グリチルリチン酸の副作用について、お聞かせ下さい。
漢方薬が厚生労働省に理解されない、西洋医に理解されない原因は、
生薬の一つの成分のみを追求してその成分に副作用がある如く叩く点です。
どのように良い物でも取り過ぎれば害になるという
基本の考え方を忘れているのか、
漢方を浅くしか勉強していないのか、どちらかでしょう。
今、生活習慣病は病院では治療できないとして漢方薬が見直されています。
漢方薬に対して、一つの成分のみを追求する考え方は西洋薬の考え方、
誤りとして見直されてきています。
西洋薬の考え方とは漢方薬は大きく異なります。
漢方薬は一つの成分のみで成り立っているのではありません。
甘草に関してもグリチルリチン酸のみで、
他の成分は未だ解明されていません。
他の成分がそれぞれに融和しあい、効能効果を発揮しているのです。
甘草は「薬やの甘草」という言葉があります。
古くから、甘草は単味(当帰とか川キュウとか防風とかを単味と言います)
単味の漢方薬を調和させて効能効果を強化させ、胃腸を元気づけるために
殆どの処方に取り入れられています。
その為、おせっかいやきの性格の方にたいして
どこにも首をつっこんで世話を焼くとして
「薬やの甘草」という言葉があるのです。
伝説の王妃石鹸で甘草を加えているのは、
他の単味の漢方薬の相乗効果を発揮させる他に、
甘草は甘く、筋肉の緊張や張りを緩和させて緊張した皮膚の痛みを取り除く、
又潤い・保護剤として、
さらに、甘草は桔梗と使えば咽喉のできものや痛みを取り除きます。
単味で使用しても、出来物を取り除く製剤として
漢方薬の処方のなかでは使用されております。
その様な為に石鹸に含有しました。
原文から、
本草綱目の本で甘草の役割効能効果は
味は甘く 胃腸と脾臓を大きく強化強くする
また 心臓の火を出す
炒めて用いると気を温めて 三焦(五臓六腑)を補う
胃腸を強化して 気をます
涼しい剤と一緒に使えば 熱を取り除く
血を造血して身体を潤う等々 沢山の効能効果がうたわれています。