特発性血小板減少性紫斑病は原因不明の難病とされていますが、漢方学的に考えられる原因はなんでしょうか?漢方薬を服用しても小康状態が続いていますが、完治は難しいでしょうか?
血と気があります。
血小板減少症は血の不足と考えます。
人間の体で血を造血する場所は、肝臓と骨髄です。
骨髄は腎臓が支配します。
又、紫色や黒の斑(紫斑病)が付くのは、陽明の胃の熱なり
胃熱で発斑、紫色や黒色の班がつくと言われています。
紫色や黒色というのは、熱が極地に達して胃がびらんしている。
こういう場合、多くは死亡すると言われています。
紫斑病は胃の熱からと言われていますが、
各臓器の火がこの胃腸の火を助ける事により、肌に発斑します(紫斑病)。
その為、肝臓の火、肺臓の火、腎臓の火を取り除く
結果、胃腸の火を清める事ができる。
そして発斑が治まる。
発斑が治まった後は、肝臓と骨髄を強化する事で血小板は正常値に戻る事ができます。
胃腸が火で気が食べられた、気が少なくなった為に消化吸収力が低下。
同時に胃腸を強化して、消化力や消化吸収力を旺盛にする事が血小板が正常に戻る早道となります。